■病害虫防除講習会を開催 
安全で適正な使用を心掛ける大切さ

 病害虫防除講習会が、平成15年10月14日(火)横浜市内神奈川県建設会館と、平成15年11月7日(金)、平塚にある神奈川県農業総合研究所多目的ホールにて神奈川県と神奈川県造園業協会と共催して開催された。

 県病害虫防除所の職員を講師に、神造協会員をはじめ、行政(県土整備部各土木事務所・環境農政部農政事務所・教育庁等)、市町村の経済・農政・公園緑地関係、県植木生産組合などから合わせて両会場とも2百名ほどが参加した。

 神造協会員の出席者には講習後、「修了証」が個人名にて発行された。
◎人や周辺環境への安全性の確保が大切

200名もの関係者が病害虫防除講習を受講した
 講習は、約2時間に亘り改正農薬取締法の概要と農薬の安全・適正使用、住宅地等における農薬使用について、防除所技幹=阿久津四良氏他が講義した。

(1)農薬の安全使用の基本は、農薬に対する安全性の確保、人畜、住宅地、その他周辺環境への安全性確保また、散布に従事する人の吸入や被曝の回避。さらに農作物・樹木への薬害の回避にある。

(2)周辺環境への安全性確保について。河川、湖沼、水道水等への配慮。住宅地や周辺住民への事前公告や通知の配慮。家畜、ペットそして蜜蜂などの有用昆虫、魚介類等の水産動物植物への配慮すること。
◎樹木の病害虫と防除
 緑化樹木の病害虫の防除対策について、約1時間、県農薬安全適正使用アドバイザー=伊東祐孝氏他が講義。

◎公共施設や住宅周辺の農作物栽培地等において使用された農薬の飛散を原因とする健康被害を防ぐための必要な措置を講じる。

◎緑化樹木の病害虫と防除対策では、@早期発見と早期防除。A気象に注意=気温によって発生時期の早い、遅いがある。B発生生態を知る、薬剤散布が必要、適切な薬剤選択をする、などの適切な対策をとることが大切となる。
 樹木に被害をもたらす病害虫には以下のものがある。
 アメリカシロヒトリ、モンクロシャチホコ、チャドクガ、ユウマダラエダシャク、マツカレハ、ミノガ類、モッコクハマキ、ソゲノメイガ、ハバチ類、タケノホソクロバ(タケケムシ)、ハムシ類、アブラムシ類、クロトンアザミウマ、チャノキイロアザミウマ、グンバイムシ類、ハダニ類、ミカンサビダニ、アオバハゴロモ、カミキリムシ類、カイガラムシ類、タマカタカイガラムシ。

 すす病、うどんこ病、ごま色斑点病、材綿虫病、ハナモモ縮葉病、ツツシもち病、ツバキもち病、サザンカもち病、トウカエデ首垂細菌病、こぶ病、根頭がん腫、バラ根頭がん腫病、白紋羽病、ツバキ白紋羽病、てんぐ巣病など。

病害虫防除講習を終えてからの施設見学
◎効率的防除の基本点
●主要な病害虫の発生時期を記録●薬剤散布は、防除適期に●多種の樹種に定期的な一斉散布は有害無益である。対象病害虫の防除適期に対象樹に散布。
 平塚会場では、神奈川県農業総合研究場の樹木及び花の圃場の視察を行った。



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