■卓越した技能者 厚生労働大臣表彰
拠 力:黒沼 力男氏


自作の絵に囲まれて…(事務所にて)


日彰旗を背に受章当日
 神造協副会長、同庭園部会部会長を長きに亘って歴任された拠力・代表取締役の黒沼力男氏が、この度『卓越した技能者』として「厚生労働大臣表彰」をうけられた。受章の喜びを話していただいた。

 『好きで選んだ庭の道。人生の春夏秋冬乗り越えて、栄光目指して進む 庭力』が私の原点です。この栄光とは、いい庭を造り、広くお客様に信頼されることなのです。

 また、今日の栄誉に浴することができましたのは、組織があったればこそ、と感謝しています。志をひとつにする人達が団結をするということは素晴らしいことです。

 その組織の中で、役割分担を可能な限りお引き受けし、一所懸命にその責務を完遂してきた、と自負しています。

 そして、協会の結成に参加してからの長い年月、造園仲間との触れ合い、技術の研鑽をし、向上への努力を続けたことで多くの方々に信頼していただけるようになり、今日を迎えた、と思っています。大変にありがたく感謝しています。

 造園業七十有余年を振り返る時、精魂込めて造らせていただいた個人庭園が、遺産相続の名のもとに破壊され、姿を消してしまうことが多くなりました。残念で、悲しくもあります。

 個人庭園が、かつての息吹を取り返す時代が来ることを願っています。

 84歳になる黒沼さんは、運動大好きな子供時代を過ごし、造園技術の薫陶を受けた父を十代で亡くし、母と懸命に生きてきた。昭和14年徴兵で近衛連隊に。20年に復員。ここから人生の本番が始まった、という。22年に結婚、ますます造園技術に創意工夫が加わり、作庭技術を磨き、神造協・技能検定に力を注ぎ、後進の育成にも尽力。60年には、神奈川県卓越技能者で県知事表彰を受ける。



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