■30周年記念事業 メインの屋上緑化庭園完成

◎記念事業委員長 旭支部 石山昭夫
 秋寒の候、さる2月5日に県庁本庁舎屋上緑化庭園の贈呈式が行われた。協会の30周年記念事業のメインとなるこの庭園完成を、かれこれ1年かけて取り組みをしてきた委員会の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。また今年はまれに見る台風のあたり年となり、贈呈式の前日まで気を揉み神経を使っての大変な工事をお願いした、桜井造園土木(株)の関係者の皆様にも心からお礼を申し上げたい。

 神奈川県の名所キングの愛称を持つ県庁本庁舎に多くの方が見学にいき、屋上緑化庭園を眺め楽しんでいただけることを願って、これからの庭園の成長振りを見守って参りたいと思います。

 ご協力ありがとうございました。
◎デザインのキーワード 〜草地の原風景を再現し、新たな庭園スタイルを提案〜
・草原をメインに構成される原風景をF.L.ライトが在日した頃の景色ととらえ、モダンな1枚の絵としてそれぞれ
 の要素を景色の中に演出した。それらの/hs/f2/he植物が創りだす五感(光・音・香り等)を来場者に感じ
 取って頂けるシーンを創り出す。その植物群は今までの庭園材料とは異なり、メンテナンスフリーであると
 同時に新しい景色を創り出す造園材料と言える。

・歴史の中で常に新しい試みをしてきた横浜(神奈川)にふさわしいテーマ植物といえ、新たなガーデンスタイル
 といえるのではないだろうか。
◎体感スポット〜五感で植物を直接感じるスポット〜
・高さ2.0〜2.5m内外のススキ等グラス類に囲まれた直径2m
 内外のポケットを創り、そこは植物のにおい、ざわめき、日陰
 のゆらぎ(香り・音・光)が直接体感/hs/f-1/heできる興味深い
 スポットとなる

・車椅子もターンできるだけのスペースを確保した。
◎設 え 〜草地をいかすデザイン、季節や視線の変化に対応〜
       〜移設時や既存床面に配慮した分割マットシステム〜
・自然石インターロッキングはシャープなフレームをつくる為の見切りの材としてとらえ、あくまでも草原を構成
 する植物が主役となる設えとする。草がメインなのでブロックのアウトラインはシャープな直線が美しく調和
 する。
・季節による変化、特に冬場の植物状況も考慮し、ブロックなどの施設を配置した。
・既存フェンス部分を背景にしながら、異なる観賞位置(方向、高さ)に対応するシーンを演出した。
・設計荷重は植物の成長も考慮し100s/uとする。
・防水補修ができるよう分割マットシステムとし床材タイルに客土や植物の根が直接あたらないよう配慮した。
・灌水方法については、プランターは底面灌水仕様・地植部分については植栽土壌に保水材を混合し土壌内
 に雨水を有効的に保ちながら、自動灌水(ドリップ方式)も併用する。



Copyright (c) 2004 KANAGAWAKEN-ZOUENGYOUKYOUKAI All Rights Reserved.