■厚生委員会研修旅行

 厚生委員会恒例の研修旅行が9月7日、8日の1泊2日の行程で伊豆半島北部の庭園、史蹟、名勝や植物園などの見学と併せ、当協会指定旅館である伊豆長岡の井川館での研修を行った。参加者は鈴木会長、根岸委員長を始め総勢=2k=14名であった。最初の見学地は城ヶ崎公園である。断崖絶壁の熔岩に老松やタブなどの大木が苛酷な歳月に耐えている、その生命力には感動せざるを得ない。次に河津桜で有名な土地にある河津バガテル公園を見学する。この公園はフランス式庭園であり、世界各国より集められたバラの品種が多く、またこの山間地に広大な庭園が造られたことは一見の値がある。
次いで天城七滝を散策し大仁洋らんパークを見学する。洋らんパークは熱帯林植物、水生・水辺植物、サボテン、多肉植物などが展示され中でも食虫植物や熱帯のオオハス、又らんの育成方法などが見処であった。本日の宿泊先の井川旅館は清潔感があり、従業員の心遣いも好感がもてた。又玄関際には源泉も見受けられた。

 2日目は先ず三島大社で協会の発展、会員の安全などを祈願し天然記念物の大金木犀も頂部が衰退し、往時の感がやや薄れてきた。ここから車で5分程の三島駅前に有る楽寿園を見学する。楽寿園は中央に小浜池が位置する回遊式庭園であり、富士の熔岩流の上に数多くの樹木が鬱蒼と茂り景観は素晴らしいものである。又、小浜池に面した高床式数寄屋造りの楽寿館は庭園からの眺めは素晴らしく、落ち着いた景観であった。館内には文化財としての襖、杉戸などの絵画があり、高雅な雰囲気を醸し出していた。次に沼津千本松原の若山牧水記念館を見学し、牧水の生涯と沼津との関わりを示す展示品や説明を開き、牧水の浪漫的歌風の成り立ちなどを感じた。又記念館入口の芝生内にハマスゲ(コブシ)が密生し、その防除方法について話題が上ったのでここで一言、ハマスゲは難防除雑草の一種であるが近年は除草剤で防除出来るようになった。その一案として薬剤名フラザスルフロン・商品名シパゲン水和剤0.03〜0.1u、薬剤名トリクロビル44商品名ザイトロンアミン液0.2tuを水300tuで散布する。気温や時期により多少効果に差異を生ずる。研修最後の沼津御用邸記念公園に向かう。沼津御用邸は明治時代の木造宮廷建築でその建築素材は現在では求め難い材料を使用しているが、全体的には質素であり、調度品は当時としては珍しい電気ストーブなど電気製品を使用していたのには驚きであった。窓ガラスなども当時の技術で磨かれていない凹凸のあるものであった。又庭園内には本物の沼津垣が見られ趣が増した。

(厚生委員 山田武夫)



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