■造園技能士コース短期課程を修了

 平成16年度の「普通職業訓練技能士(1・2級)コース短期課程」が修了した。

 昨年の秋からスタートして102時間をかけた講習は、職業能力開発促進法に基づいて『より高度の技術を修得』し『その職業に必要な技能を補完』することを目的とされる。

 協会本校と横須賀校の二ヶ所で開催され、本校の修了式が2月12日(土)に、横須賀校では2月19日(土)に行われ、受講生18名全員に修了証が渡された。
◎造園技能士短期講習を終えて                      教育研修委員長 鈴 木 久 彌

熱心な鈴木教育委員長
 この造園技能士短期過程(102時間コース)は、1級、2級の技能士資格を一人でも多く、確実に取得することを目的に、この講習が誕生しました。

 協会の事業の中でも重要事業として三十年間継続され、今日までに六百二十人の造園技能士が生まれ、県下の緑化産業に携わり、次世代に続く活躍をしていることは大変うれしく思います。

 講習に永年携わって思うことは、一つは、年々、法令等で就業者の資格取得が重要視されてきていることから、自発的に資格取得のために受講希望をする就業者が増加しているということです。
もう一つは、学科試験の成績は向上しており喜ばしく思っている反面、現場、実技に関する方では、理解、実施できる受講者が減少しているように感じています。このことは、今後の大きな課題となってくると思いますので、現場における実技指導を協会各会員、事業所のご協力を受けながら、改善していきたいと思っております。

 本講習も、三十年という永きにわたり継続できましたのも、多くの講師の方々、協会会員のご協力があったからこそと思っております。今後とも、ご協力いただけるようお願いいたします。
◎造園技能士短期講習を終えて                      横須賀校講師 佐 野 安二郎
 昨今の建設業は、急速な経済発展とバブル景気の崩壊というめまぐるしい変動期を迎えております。その中でわれわれ造園業界もまた例外ではなく厳しい状況におかれています。造園に対する価値観は多様化しており、現在の造園技術者には、それらの要求にも対応できる技術や器量が求められていて、造園業は今や昔ながらの方法では生き残れない時代でもあります。

 しかし、我が国が世界に誇れる「日本庭園様式」の伝統技術には、後世に引き継ぐ最も大切な「技」で、古代から現代の文化の中で蓄積された奥深い技術があり、その伝統を受け継いできた私たちが、これからの世代に伝えていく重要性を感じつつ、伝統ある造園技術の魅力に生き甲斐を感じ取って造園技能士資格取得を目指す方々に、毎年責任の重みを感じながら講師と@ak005して指導を行っております。

 それぞれ伝統を受け継いでこられた他の指導者方の指導方針はわかりませんが、若輩者の私なりの指導は、限られた時間の中で有意義な講習内容になるよう「できるだけわかりやすい講義」を指針に、自分なりに二つの指導方針を心掛けております。

 その一つは与えられた課題の合間に諸先輩方から指導を受けていた頃の私自身の話や、施工体験等を講習の中で雑談的に伝えていく方法です。もう一つは講習最中でも遠慮することなく受講者が気軽に質問できる講義になるよう努めております。

 我々造園の業務に携わるものにとって最後に望むことは晴れて有資格者になられた方は自己に誇りを持つと同時に資格の重みを自覚しつつ、造園芸術の奥深さに触れながら己の技術と感性を磨き、活躍されることを願います。
◎受 講 生 の 声
拒セ陽造園山崎 嘉昭
造園についてもう少し深く勉強してみようと今回の講習を受講した。
造園の歴史、施工、材料、管理、安全等単に庭を作る、管理するということではなく幅広い工事があって、出来上がることを改めて知った。
 各項目での講師の話は、造園に関する基本的なものは当然として、実際に経験された話には、造園に対して極めて短い時間しか接していない者には、大変学ぶことが多かった。(造園に限らず人間としても)講義のなかで実験やビデオを見るということで聴くだけでなく目で見たことでより深まったと思う。
最後に別日程をとって、基本的実技講習を行っていただき、大変有難かった。

鈴木緑化建設梶@上野 匡央
今回、講習会に出て、いつも会社で作業をしていること以外にもいろいろなことがあるので、これからも覚えることがたくさんある。

渇。浜北部設計 小林 克寛
人生に1回くらいこんな勉強をしてみるものだと思いました。造園業を何年もやっているけど、知らないことがいっぱいあって、とてもためになる事を教わったと思います。六ヶ月間色々お世話になりました。

北村 真弓
造園の工事も経験の少ない私が受ける授業は、一つ一つの用語も分からず毎回悩むことが多かったですが、先生方の細かなお話を聞いていると少しずつ用語と造園の仕事などが分かってきました。また、一緒に受けている皆様もとても親切な方が多く、楽しい授業を受けることが出来ました。有難うございました。

叶A勘江原  猛
普段、現場で学べないこともあったので、この講習に参加して良かったです。

潟Oリーンケア 斉藤 宣明
内容を忘れず、日々の仕事に活かしていきたいと思います。

森孝商事巨X井 孝昭
先生方の説明は分かりやすく、とても参考になりました。また、この講習会のおかげで友人もでき、楽しかったです。

拠科産業吉垣 義光
今回の講習を受け、自分の仕事に役立った話が多く、今後の作業の中で活かせればと思っています。

巨_之園 ミルアリアバディセイエッドラミーン
先生方が丁寧に教えて下さったので、とても勉強になりました。改めて日本語の難しさを感じました。頑張って勉強を続けたいと思います。有難うございました。
◎事務局より一言
 十月から二月までの約六ヶ月間、受講生の皆様、本当にお疲れ様でした。

 仕事をしながら勉強をするのは想像以上に大変だと思います。皆さん授業中も熱心で、ビデオや本などもよく読んでいるようです。受講生は、年配の方や若い方、外国の方など様々です。少ない人数でもお互い刺激しあい、よい交流の場でもあるようです。

 毎年この講習会に携わっていると、自分も頑張らなくてはという気持ちにさせられます。年々受講者数は減っていますが、ぜひ続けてほしいと思います。

                                                  河 村



Copyright (c) 2004 KANAGAWAKEN-ZOUENGYOUKYOUKAI All Rights Reserved.