■祝 辞 創立三十周年に寄せて

神奈川県知事 松 沢 成 文
 本日は、社団法人神奈川県造園業協会の創立三十周年記念式典が、このように盛大に開催されましたことを、心からお喜び申し上げます。

 また、ただいま「かながわトラストみどり基金」に、皆様から貴重なご寄付をいただきました。心からお礼申し上げます。

 皆様の善意とご意思をしっかりと受けとめ、より多くの県の緑を守るために、今後とも全力をあげて取組んでまいりたいと存じます。
 皆様の協会は、昭和四十九年の創立以来、造園技術の普及・向上や人材育成をはじめ、緑関係の整備促進や都市緑化の推進に努められ、本県における緑豊かでゆとりと潤いのある快適な環境づくりに多大な貢献をしてこられました。歴代の会長をはじめとする役員の方々、そして会員の皆様方の長年にわたるご尽力に深く敬意を表します。

 私たちの身近にある都市の緑地や公園は、さまざまなレクリエーションや地域のコミュニティ活動の場として、日々の生活にゆとりと潤いを与えるとともに、良好な都市景観の形成に大きく寄与しています。

 また、地震等の災害時には、避難路や避難場所など貴重な防災空間としての大変大きな役割を果たすとともに、地球環境に悪影響を及ぼす温暖化ガスの削減にも大きく貢献しています。

 しかし、この三十年間、本県では都市化の進展に伴い、多くの貴重な緑が失われ、ヒートアイランド現象をはじめとする都市環境の悪化や、多様な生物の生息・生育環境の減少など、今日私たちが抱えるさまざまな環境問題の一因にもなっています。

 このため、県では、平成十六年度からスタートした「神奈川力構想・プロジェクト51」において、良好な環境を将来の世代に引き継ぐことを最重要課題とし、都市の緑の整備や保全を進めるとともに、地球温暖化対策や循環型社会づくりなど、さまざまな課題に取り組んでいます。

 特に都市の緑については、都市公園等の整備や地域制緑地の指定・買入等身近な緑の確保を積極的に進め、広域的な「みどりのネットワーク化」を図っているところです。

 こうした中、平成十六年十一月には、皆様の協会から創立三十周年の記念事業として、県庁本庁舎の屋上に緑化庭園をご寄贈いただきました。

 近年、屋上緑化は都市緑化の一形態として、ヒートアイランド現象や地球温暖化防止の対策としても注目され、その普及が期待されています。
 緑豊かな環境づくりに対する皆様の高いお志に、改めて厚くお礼申し上げますとともに、重ねて深く敬意を表する次第です。

 県といたしましても、引き続き緑豊かな県土づくりに全力で取り組んでまいりますので、皆様の協会におかれましては、緑の担い手である造園業という仕事を通して、緑豊かな環境づくりのために、より一層のお力添えをお願い申し上げますとともに、創立三十周年を節目とした社団法人神奈川県造園業協会のさらなるご発展と、会員の皆様のますますのご健勝、ご活躍を心からお祈り申し上げ、私のお祝いの言葉といたします。


知事よりかながわトラストみどり基金"の感謝状をいただく



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