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■「名木をたずねて」日本の名木、古木写真集より(第3回) |
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各樹木事の日本一と思われる(対象は樹齢と幹回り)樹木を随時発表致します。
今回は、屋久島の特別天然記念物、縄文杉を紹介いたします。樹齢七千二百年と云われ、異形であるため木材に適さず、運よく残ったものである。土壌は、花崗岩の上に薄く張りつき、栄養に乏しい、さらに台風など厳しい条件にさらされ、樹皮には着生植物が巻きつき絡み合う、屋久杉はこうした逆境を生き抜いてきたのである。 |
縄文杉へ行くにはトロッコ道より山に入り片道約五時間、余程の健脚でないときつい道のりである。さらに島は海抜1,936あり、周囲132㎞でふもとは亜熱帯、山の頂上付近は亜寒帯に近い気候を示し、冬は雪に覆われる。縄文杉の他に大王杉、翁杉、紀元杉、夫婦杉、弥生杉等いずれも二千年から三千年の樹齢です。平成5年に世界遺産に登録、海からは水蒸気が発生し雨雲となりこれが神秘的な苔むす森を育て、多様な固有植物や動物が成育する独特の生態系が育まれている。
ぜひ一度足を運んでみては如何でしょうか。 |
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